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2015.12.09
育メスタッフってこんなヒト! 第10回
スタッフ紹介ブログもついに2桁!
第10回というキリの良い数字で登場してくれるのは、鍼灸学科の福島功一先生です。
福島先生と言えば、真っ先に思い浮かぶのが笑顔!満面の優しい笑みに安心するのか、学生たちも勉強のことはもちろん、様々なことを相談に来ている様です。
でも、先生……今の若い人たちは「トキ」を分るかなぁ……(;´∀`)
こんにちは。
鍼灸学科講師、福島功一と申します。
私が鍼灸師になりたいと思ったきっかけをお話ししたいと思います。
中学3年生の時に痒みと腫れを伴う湿疹が全身に出るようになりました。
不調の当初から鍼灸を勧められてはいたのですが、鍼に対する怖さがあり、行く気にはなれませんでした。
毎食後の腹藥と週に2度の注射を内科で1か月以上続けましたが体調に変化が現れず、母が通院していた鍼灸院に行くこととなりました。
優しい先生の温かい手で触れられた時、不思議と怖さが薄れ、気が付いたら眠っていました。治療が終わって起き上がったとき、とても体が軽くなっており、付いてきた母に「いびきかいていたね。」と笑われたことを覚えています。
週に1度の間隔で4回目の治療の後あたりから気になる機会が減りました。
6回目の治療を終えた後、先生から少し時間を空けてみようと言われ、いつの間にか湿疹は出なくなっていました。
「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」の諺のように、そのようなことはすっかり忘れて高校生活を送っていましたが、進路を決める時期になり、鍼灸という職業に強い興味を持つようになりました。
中学生の時の経験以外に、当時とても流行していた「北斗の拳」という漫画の影響もありました。
ツボを突いたら人は爆発するのか?という疑問は鍼灸学校に通い出してすぐに無理だということが分かりました。
人様の心とからだに触れる仕事ですから、勉強するべきことは広く深く大変です。
ですが、患者さんから「楽になったよ」と言われた時の達成感は格別です。
少しでも「トキ」に近づけるよう、現在進行形で勉強中です。